時計/宝石物語

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55話

 

〜 7月の誕生石【ルビー】のお話し 〜




7月……夏真っ盛りのこの季節にふさわしい
情熱的な「赤色」の宝石といえばやはり「ルビー」を
思い起こす方が多いと思います。

赤は愛を象徴し、暖かさと人生への強い意志を発すると言われます。

宝石という魅惑的な領域の中でルビーは宝石の皇帝と
言っても決して過言ではありません。



ルビーはコランダムという鉱物の一種で、
サフャイア同様、地球上で最も硬い鉱物の1つです。
純粋なコランダムは無色ですが、ほんの僅かなクロム・鉄・チタンや
バナジウムなどがコランダムの色の起源となります。
これらの宝石の硬度は非常に高く、モース硬度では、
ダイヤに次ぐ9を持っています。

これらのコランダムの中で、赤い物のみをルビーと呼び、
それ以外のコランダムはサファイアと呼びます。

ルビーとサファイアの密接な関係は19世紀の初めより
知られていたといいます。
様々な色を持つコランダムの中で、素晴らしい赤色をしたルビーは、
アルミ酸化物、クロムと同様それぞれの生成条件による、
ごく僅かな元素からなっています。

素晴らしい色と品質のものが採掘されるのはごくまれです。

この希少性があるのは、色の起源と成るクロムが原因です。

数百年前に宝石が地球で作られていた時、
地球の中心でクロムはルビーに素晴らしい色を与えましたが、
同時に多くの亀裂をもたらしました。
ほんのごく僅かなルビー原石が、大きくその様な亀裂などを持たずに
完璧な宝石へと結晶化しました。
その為、高品質で3カラット以上あるルビーはごくまれなのです。
ルビーで最も価値があるとされるのは、色、大きさではなく、
ほとんどインクルージョン(内包物)を持たない石で、
それらはオークションで最高の値段が付き、
時にはダイヤモンドの値段を凌ぐことさえあります。

一部のルビーは石に絹の様な輝きを持ちますが、この現象の原因は針ルチルです。
そして、私たちは非常にまれなスタールビーを目にすることがあります。
針状のルチルインクルージョンがルビーの中に星の形に埋め込まれています。
その為、専門家にアスラリズム効果と呼ばれる魅力的な現象が引き起こされます。
スタールビーは高価で稀ですが、その価値は色と美しさによって決まり、
透明度はその次の要素となります。

良質なスタールビーは常に石全体に6本のスターを表し、
かつ石の中心にスターがあるものです。

参考までに、ミャンマーのモゴク地方は最上質のルビーを産することで知られています。


 

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